脳波異常
慢性疲労症候群患者の脳波は、健常者の脳波と全く反対のパターンを呈しているというアメリカの報告があります。健常者では活動時に主にα波とβ波が出現しますが、慢性疲労症候群患者では両波の出現頻度は非常に低く、完全覚醒している時でも嗜眠状態の時に現れるθ波が高頻度に出現するようです。つまり、慢性疲労症候群患者は完全に覚醒しているのでもなければ、深い睡眠状態にあるのでもなく、慢性疲労症候群患者の95%にこのような脳波の異常パターンが認められるようです。
そして、同じような脳波異常はウイルス感染症でも出現することから、慢性疲労症候群患者の免疫系に影響を与えるウイルスが、中枢神経にも影響を与えている可能性があると考えられています。また、慢性疲労症候群患者は時々劇的にIQが低下し、疲労をもたらすと考えられる睡眠障害も生じます。